~Shakespeareオセロー~ 嫉妬心は抱いてる人が一番苦しい
英文学といえば、シェイクスピア!!
って方は多いのではないでしょうか。とても偉大な劇作家ですもの!
今回は、シェイクスピアの後期の傑作で四大悲劇のうちの一つの『オセロー』をきっかけに書きたいと思います。英語のcritical( 批判的な)という単語はラテン語が元ですが、シェイクスピアがこの作品のために考案したといわれています。
私はシェイクスピア作品を読むたびに、人間のこんなところが醜い、可笑しいというのがうまーく描かれているなと感じます。
今回のオセローでは、人間の嫉妬という感情は恐ろしく醜いものだというテーマだと思いました。嫉妬ってどの世界に住んでいようと、どの時代に生きていても絶対に人間に付きまとうものなんですね。このお話のように嫉妬で人を陥れたり、それで頭がいっぱいになってそれ以外見えなくなって愛する人を傷つける。そんな憎しみの鬼にはできればなりたくないものです。
わたしはイアーゴーのこのセリフを教訓にしようと思います。
「恐ろしいのは嫉妬です。それは怪獣だ、人の心を餌食とし、それを苦しめ弄ぶのです。」
これは、
嫉妬は、抱く人間が一番つらく、苦しい。
ということだと思います。
これは、一見当たり前のことですが、これを頭の中に入れておくと少しだけ嫉妬の感情を抱くのがもったいない気がしてきませんか?